エヴァンゲリオンとは
聖書では、アダムより生まれし者がエヴァです。カヲルが弐号機に向い、「アダムの分身、リリスのしもべ」「エヴァは僕と同じ体でできている。僕もアダムより生まれしものだからね。」といっているのもこれを裏付けます。
そして、弐号機をドイツから運ぶ時、同時に加持はベークライトで固められたアダムを運んでいます。これらのことより、エヴァ弐号機がドイツにおいて、アダムより作られたことは間違いないと思われます。
ところが、アダムがネルフ(日本)に運ばれる以前から、零号機及び初号機は完成していました。
ゲンドウは冬月に「我々のアダム再生計画、通称E計画のひな型たる、エヴァ零号機だよ」と21話で言います。なぜ、「ひな型」なのでしょうか。アダムより作られし正規のエヴァではなく、リリスより作られたものだからではないでしょうか。弐号機は日本で設計されましたが完成はドイツです。なぜドイツで作られたかと言えば、アダムがドイツにあったからでしょう。
また、アスカは来日のさい、弐号機が「実戦用に作られた、世界初の、本物のエヴァンゲリオン」と言っています。
そして、キールは映画25話で、「唯一、リリスの分身たるエヴァ初号機による遂行を願うぞ」と言っています(この時点でエヴァ零号機は大破)。
カヲルは「エヴァシリーズ。アダムより生まれし、人間にとって忌むべき存在。それを利用してまで生きようとするリリン。僕にはわからないよ。」と言っています。
何がカヲルを悩ませたのかと言えば、リリン(人間)は、アダムの元から逃げたリリスと、ルシファーの子であり、アダムより生まれアダムの妻となったエヴァとは良い関係のはずがないからです。
ところが、カヲルはセントラルドグマにいるのがリリスであるのをみて「違う。これはリリス。そうかそういうことか、リリン。」と言って納得しました。これは、人間が、アダムより生まれし忌むべき存在であるエヴァを使って生きようとしているのではなく、人間自身の母であるリリス(及びそこから作られたエヴァ)を使って再生しようと考えていることが明らかになったからです。
しかし、エヴァとはアダムより生まれたからこそ、エヴァではないのか。ここにひとつのトリックがあります。エヴァはエヴァンゲリオン(evangelion・福音)の略であり、必ずしもアダムより生まれしエヴァ(eve)という意味で使われているのではないのです。